通貨ペアの選択肢は、株の銘柄より断然少ない
FXの投資対象はドル円、ユーロ円などの通貨ペアとなります。
世界で流通している通貨の種類は約180種ほどあるそうですが、FXで取引量が多い通貨ペアというのはそれほど多くありません。
スイスフランやニュージーランドドルなどを入れても、せいぜい20~30種でしょうか。
でも、メジャーと呼ばれるのはドルです。ユーロとドルとの交換が世界で一番取引が多いです。だからユーロドルが主要通貨です。また、その他の通貨を考えてみると何があるかと言うと、日本の通貨の円です。
中国の元はFXには参加できません。政府が為替操作をしている国は参加できません。アメリカのトランプ大統領が中国を為替操作国としてよく名指しで批判していますが、世界は変動相場制に移行しています。為替を操作する国は世界市場からはみ出されます。
主要通貨は7通貨程度です。この7通貨に世界の資金は集中します。だから相場が巨大なマーケットなのです。あまりに巨大すぎて、市場を操作しようというのはほとんどできません。
一方、株の銘柄選択はとにかく数が多いので、一つ一つの銘柄の取引量が極めて少ないです。勿論、対象としているのはFXとの関係です。だから、インサイダーの疑惑がかけられます。後、株の致命的欠陥は、取引できる会社が多すぎて、どの会社を買ってよいのか非常にわかりにくいことです。
有名な「四季報」では、全上場会社約3600社を掲載しているというので、FXと比べるとその差は120倍にもなります。
おまけに、ROEやROAのような専門用語が出てくるため、初心者にはハードルが高いと言えるでしょう。
FXでは20~30種の中から投資する通貨ペアを選び、後は数字が上がったか下がったか見ていればいいだけです。この数値は最大なので、実際は1通貨ペアでやる方も多いです。