富豪塾―「未来ストーリー」で最高の人生を手に入れる!
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今はお亡くなりになられた佐藤富雄先生には、富豪塾という名の本がありました。
これは富豪になりたい人のために書いた本ですが、佐藤富雄先生曰く、失敗した、と言っておられました。ようはお金にがめつい人が沢山来たからです。富豪塾の内容からすると、それはちょっと違います。
誰でも富豪になれる要素があるので、そのなり方を書いた本です。本に書いてあることは最低限やってみなさい、ということなのですが、それすらせずに富豪にはなれません。また、本に書けなかった部分もたくさんあるので、最低限、本に書いたことはやらないと富豪になれない、事を言っています。
でも話は単純です。まずはやってみるとわかります。それも一回やっただけでは私は評価しません。本に書いてあることを何度もやってみて、それで上手くいかないケースも多々あります。なかなか一人ではやることが難しいです。何故なら、自分だけではどこが正しくてどこが間違っているかわからないからです。
また、自分が苦手なこともあります。苦手なところを自分で把握していますか?実はそれすらもよくわかっていません。
(1)富豪になる資質
佐藤富雄先生曰く、富豪になるための準備ができていない人が大勢いた。と言っておられました。今となってはその表現がわかります。
富豪になりたくても、エゴが強ければそれはなれません。
例えば、お金を使うのをしたくないという人がいて、その人がその癖を直さないと、決して富豪になることはできません。どうしてかわかるでしょうか。自分にお金が入ってくるだけでは、いつかお金を吐き出してしまうからです。また、お金が入ってきて使わないということは、そこが終着点なので、結局お金が入ってこなくなります。あなたは多分、労働以外の収入でお金を得ることは難しくなっているでしょう。
また、先生、そんなことはいいから、俺を富豪にしてくれよ、って言い方は、非常に頭にくる言い方です。よく失敗したと言っておられました。何故、俺が教えるんだ、と言ってました。
このようにダメな事例をいくつか述べましたが、まずは受け入れるということが必要です。受け入れるための質問をする人がいます。何故、富豪になれるんですか?その科学的な根拠を教えてください、などという言い方です。
確かに成功事例をこちらが提示すればよいですが、一旦、成功事例を提示すると、その確率は何パーセントですか?という質問に代わります。どこまでも疑いがありますね。結局、100%でないんですね。と言って受け入れません。
ところで、成功する確率は一体どの位なのかというと、これは低いです。何故なら途中で皆さんあきらめてしまうからです。絶対成功するんだという強い意識を持ってこられる方もいますが、成功するためには成功するまであきらめない根性や粘り強さがいります。また、何を持って成功とするのか、それは実はやってみて後で振り返ったところで、自分が成功したかしていないかわかるのです。有名人の言葉で結構びっくりしたのですが、イチロー選手が私が野球をして成功したかどうかは、今でもわからない、と言っています。
これしかない、という段階でやると大抵成功します。素直に受け入れられるからです。そして成功は自分でつかむという意欲が必須です。私がやるわけではありません。私はガイドでしかないのです。あなたが富豪になり幸せな人生を送るためのガイドにすぎません。
全員が全員、成功したら、みんな富豪になりますが、実際にはそうではありません。全く富豪になる気もない人もいれば、富豪になりたくてもなれない人もいます。その中で富豪になれた人は何が大切か、どこがポイントでどこが失敗しやすいかをわかっています。知っていても言わないようにしておくこともあります。またそのポイントが人や内容によって違うから面白いとしか言いようがありません。
(2)富豪の種類
ビジネスで成功した人にありがちなのは、家庭が不和なことです。ビジネスで成功するためには、いろんな知恵が必要だし、経験を積む必要もあります。ところで、あなたはそんなビジネスをしたいと思いますか。ビジネスで成功してお金持ちになっても、家庭は子供からはパパとは呼んでもらえず、妻からもジャケにされるということを。
もちろん、そんな生活は望んでいないと思います。あなたが結婚していた場合、あなたのステージが上がったときにあなたの妻がついてこれるかがあります。でも未来を共有しようとしてもなかなか共有はできないものです。ビジネスで成功するためには、あなたはいっぱいビジネスのために時間を使わないといけません。あなたにはその覚悟が仮にできているとしても、結果の現実を受け入れる準備ができているとは限りません。
ビジネスを拡大していくと、どうしても社員を雇わないといけない時期がきます。その時が大きな岐路です。自分は社員を使うことになれているのか、社員を管理するのが不向きではないのか。というものです。後者の事例の方が増えています。それはビジネスをやってみないとわかりません。私は社員管理は全くの下手です。でも不思議と社員が増えてしまうのですね。このようなケースもあります。
言いたいのは何度も想定しては書き換え、それを繰り返しています。見えない世界ですから、もう何を信じてよいのかわからなくなりますが、自分を信じます。相手の意見も聞くようにしています。
(1)使うものを先に決める
富豪へのなり方は、まず使うものを先に決めることです。
そういうと、私はお金持ちになりたいのであって、お金を使うために習いに来ているわけではありません、ときっぱりと言われる方がいます。
それは間違いです。
富豪になるためには、富豪になるために必要なことがあるのです。それは一体何か考えましょう。
富豪塾という名の響きは、勝手に富豪にしてくれるのではないかと思ってしまいます。
何人にも聞いたのですが、このネーミングはこの本を読んだら富豪にしてくれる、と思ってしまう、というものです。危険ですね。
この本は富豪になるための最初のステップでしかありません。
富豪になるための玄関を開けてみた、という感じですね。だから感謝日記を書いたら終わりとか思ってしまいます。それは自分を成長させるためのツールでしかありません。
評価は自分の心の成長なのです。
(2)未来ストーリーを描く方法の間違い
佐藤富雄先生はこの本の中で、富豪になるためには、富豪になる未来ストーリーを書けと書いてあります。確かにそれは必要だけれどでも、それだけでは十分ではありません。
中には怖気づいて、私富豪になるのはイヤだと言う人がいます。未来ストーリーを書いているうちに、富豪になることは単に自分の自我を満たしているだけだとわかる人もいます。それはそれで、立派だと思います。
実は自分の欲しいもの探しをしていると、自分の欲しいものは結局、全部エゴだった、という人もいます。それはすごい成長ですが、同時に自分がイヤになってやめてしまう方もいます。
未来ストーリーすらかけないという人もいます。それは私の得意分野の一つです。そんな人でも全く問題ないです。いずれ未来が見えてきます。
未来はどのように見えるか、それは人によって違いますが、ガイドの私は皆さんが未来が見えた時がわかります。その時にきてわかるのです。自分がやりたい未来かどうかもわからないという人もいます。それも問題ありません。私はわかります。
上記のような方も多いですが、半分以上の方は未来ストーリーを書いてます。未来の事を日記にするという方もいますし、絵にするという方もいます。ただ絵にするのは少し古いやり方で、自分がどこに関心があるかがわかります。絵にするのは相手に評価してもらうときです。
文章にするのは、未来が完成した時です。つまり、これだとわかったときは未来の文字にしていきます。
そして、未来は経験したことを組み込むのが、書きやすいです。佐藤富雄先生は70歳でスキーをやっていることを想定して書いておられました。何故なら、スキーをやっていて、歳をとると体力が低下するので、なかなか滑れません。だから、毎年のようにスキーに行っては70歳でも滑れることを想定して過ごしていました。70歳の時にお孫さんと一緒に滑りたかったそうです。家族との絆も必要ですね。未来がわかるとその方向に体が自然とついていきます。
(1)プロセスがいる
富豪になりたいと思う方は、プロセスを踏まないといけません。
私はこれがイヤだ、これも嫌だ、と言っては富豪になりえません。ただ、わかります。自分がやりたくない仕事をして富豪になってもイヤなのです。
富豪になる代償としてあなたは何かを捧げますか。それは悪魔のささやきです。あなたは仮に音楽の才能があったとします。絶対に売れる曲をあなたに与えるから、寿命と交換だと言われたらどうですか。富豪が目的だったら、交換してしまうかもしれません。そんなことをしたら、とても愚かとしか言いようがありません。
私OLのままでいたいんです。富豪になれますか、という質問を受けたことがあります。富豪になってまだOLをやっているのか疑問に思ったので、聞いたのですが、富豪になったらOLやめます、ということでした。
OLをやりながら、富豪になった人はいます。でも、その方法を希望するのか、疑問です。
一朝一夕になれるものではありません。
引き寄せの法則では、願ったものは叶うというものがあります。願えば叶うというのはあるのですが、願ってそれを受け取るのは自分なのです。自分が受けとる=行動する、ということが必須になります。そこで得られる知見が大切になります。
(2)次の課題がやってくる
一回、課題をクリアーすると、また別の課題がやってきます。途中で終わることは少ないです。山登りに例えると頂上が見えているので、なんとなく楽しく思えますが、富豪になるとイメージした場合、それのどこが頂上なのかわかりません。頂上とはどこなのか?
だから、自分で最初に頂上を決めてしまうことが何よりも大切なのです。そしてあとで頂上を動かしてもいいのです。自分がやる範囲のどこまでが頂上なのか、しっかりと決めておくと人生が楽になります。
もうここまで来たら、あまり何もガイドすることはありません。
私なりにこの本を書きなおしてもよいくらいです。その時は富豪塾という名のタイトルはやめておこうと思います。