あなたは今、人間関係で悩んでいませんか?
家庭では夫、妻、子供、親との関係、
職場では上司や同僚、部下との関係、
私たちの身近には様々な人間関係があります。
この全てがうまくいっていれば楽しいはずですが、そうでない場合も多いですよね?
私も以前、職場の人間関係でひどく苦しんだことがあります。
そのときは、たしかに「私が悪いわけではない」と自信を持って言える状況でした!
それでも事態が好転し始めたのは、私が自分の口ぐせを変えるようしてからだったのです。
人間関係が良くないとき、大抵は「自分は苦しめられている」と思っています。
なので、相手に対してポジティブな言葉を使うことができません。
あるいは「私にも悪いところがある」と自覚しているときでさえ、なかなか今まで慣れ親しんだ反応(無愛想だったり、文句ばかりいったり)を変えることができません。
ところが、口ぐせ理論を実践し始めると、今までできなかったそれ(相手にポジティブな言葉をかけること)ができるようになります。
その言葉は誰に言っているのか?
前に「なぜ悪口を言わない方がいいのか?」という記事で、脳は主語を区別できない」ということをお話ししました。
つまり、あなたが発している言葉は話し相手にだけ向けられたものではなく、あなた自身に向けられたものになる、ということです。
少なくとも、脳はそうとらえます。
独り言なら間違いなく自分にだけ向けられていますし、声に出さずに相手のことを恨みに思ったり、悪く思ったりしているときも、脳にとっては、その恨みや悪意を自分に向けているのと同じ事になります。
つまり、ネガティブ思考で自分にも人にも不満や不平や愚痴をこぼしているとしたら、それは全部、自分が言われている、要するに自分に自分が嫌われているわけです。
24時間一緒にいる自分に嫌われたら、果たして幸せになれるでしょうか?
無理ですよね?
だから、自分との人間関係はとても大事なのです。
自分との関係がよくなる
口ぐせ理論で一番最初に効果が現れるのは、この自分との人間関係です。
先ほども言ったように、人の悪口や自分の価値を下げるような言葉(自分にはできない、自分には無理、どうせ私はダメ、など)を口ぐせにしていると、自分で自分のことが嫌いになります。
では、その逆をやったらどうでしょうか?
良い言葉、ポジティブな言葉、人や自分を認める言葉、感謝する言葉を口ぐせにするのです。
すると、どうなるでしょう?
脳にとっては「自分が褒められ」たり、「認められ」たり、「感謝され」たりすることになります。
だから当然気分がよくなり、自分に自信が持てるようになるのです。
身近な人との関係がよくなる
その次に、あるいは同時並行的に、身近にいる人たちとの関係がよくなっていきます。
周りの人たちは、
ちょっと想像してみてください。
今まではよっぽどのことがなければお礼なんか言わなかった無愛想な人から「ありがとう」と言われたら?
いつもとげとげしていた雰囲気の人が、柔らかい雰囲気で「お疲れ様でした」と言ってくれたら?
不平や愚痴ばかりこぼしていた人が、「すみません、すぐ直しますね」と笑顔で対応してくれたら?
周りの人はびっくりすると同時に、とても喜んでくれるでしょう。
また、話をしなくても、とげとげしい雰囲気から柔らかい雰囲気に変わるだけで場の雰囲気が明るくなって居心地がよくなるはずです。
今、すぐにそんな言葉を人にかけられるようになることが想像できなくても、口ぐせ理論を実践していくと、徐々にそれが当たり前になってきます。
人間関係の改善(自分とも他人とも)は一番はじめに実感