私は今、スクールを経営していますが、かつては公務員として勤務していました。
ではなぜ、そういう道を選択するに至ったか?
それは「口ぐせ理論」のおかげです。
もし私がこの理論を知らなかったら、成功することもなかったでしょうし、さらにスクールを作ることも絶対になかったと言えます。
今私は、公務員時代よりも、はるかに充実しています。
自分の大好きなことを仕事にし、前向きで意欲的な多くの人たちと出会い、その方たちのお役に立てているという手応えが得られています。
そして、多少うまく行かないことがあっても、必ず乗り越えられると信じることができます。
逆に言えば、少しずつでもそういうふうに感じられるようになったとき、物事はすべて好転し始めました。
こうなれたのは本当に口ぐせ理論のおかげです。
公務員時代の私の口ぐせ
公務員時代、私は自分の口ぐせをあまり気にしていませんでした。
会社にしろ役所にしろ、組織で働いていれば自分に思い通りにいかないことや理不尽なことの一つや二つ、あるのが普通でしょう。
そういった場合、何も考えずに口に出したり、頭で考えたりすれば、普通はネガティブな言葉になります。
特にネガティブな人でなくても、そうなると思います。
私もいろいろな小さな理不尽を乗り越えてきましたが、あるとき、それまでになく苦しい環境に追い込まれました。
小さな子供がいる中で妻が身体を壊し、私が保育園への送り迎えや家事などすべてしなければいけなくなったのです。
ついには短縮勤務をしなければならなくなりました。
家庭の事情で短縮勤務をお願いするのは正当なことなのですが、私の職場ではなかなか周りから受け入れませんでした。
その結果、ひどいいじめとも言えることをいろいろとされ、おまけに勤務時間が減っているので当然収入も大幅にダウンしました。そんなとき、
「つらい」
「きつい」
「なんでわかってくれないんだ」
「そこまで言わなくてもいいじゃないか」
「なんで私ばかりこんな目に・・・」
「今まで一生懸命やってきたのに」
こんな言葉がいつも頭をかけめぐっている状態です。
こんあ言葉を使っていてはダメだと今なら分かりますが、当時の私にはどうすることもできませんでした。
佐藤富雄先生と「口ぐせ理論」との出会い
そんな中、なんとかしなければと行動を起こしたことの一つに、「佐藤富雄先生の講演会に行く」というのがありました。佐藤富雄先生は「口ぐせ理論」の提唱者です。
先生のお話を聞いたとき、私は自分では変えられないと思っていた環境を自分で変えられる手段があることに感動しました。
そして、先生に弟子入りして「口ぐせ理論」を学ぶことにしたのです。
弟子入りした当初、佐藤先生は私に、
「おまえは口が悪い」
「おまえのモノの言い方はネガティブだ」
と指摘しました。
それは、自分では全く気がついていなかったことです。
ほとんどの人の口ぐせはネガティブ
ちょっと振り返っていただきたいのですが、あなたは日頃、どんな口ぐせを持っているでしょう?
あるいは、口には出さないとしても、よく頭で考える言葉はありませんか?
「どうせダメに決まってる」
「どうせできるわけない」
「無理無理」
「めんどうなことになるならやめておこう」
「なんで私ばかり」
「こうなったのは○○さんのせいだ・・」
等々。
口には出さなかったとしても思っていませんか?
私もこんな状態でした。
それが、佐藤先生に師事して口ぐせ理論を実践し始めてから2年間で、私の人生は劇的に変わりました。
公務員をやめても公務員時代より多くの収入を得られるようになり、自分が心から打ち込める仕事にも出会えたのです。
そして、この「口ぐせ理論」を実行しているかぎり、そういった状態をいつも作り出していけることに確信を持っています。
でも、決して私が特別ではありません。
口ぐせを変えていくことで、誰でもこんなふうに人生を良い方向に変えていくことができるのです。
あなたが今、「本当に幸せだと実感できる人生」を送っていないのなら、ぜひ、「口ぐせ理論」を試してみてください。